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ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2024

初日は日没順延「雰囲気にのまれない」池村寛世が暫定首位に

濃霧でスタートが2時間50分遅れたため、大会初日は18時26分に日没順延となった。


欧州共催の暫定スコアボードで、プレーを終えた中では清水大成(しみず・たいせい)と、吉田泰基(よしだ・たいき)と、池村寛世(いけむら・ともよ)の3人が「65」の5アンダーで、ドイツのパウルと共に首位に立った。


26組72人が回りきれず、第1ラウンドの残りは26日の朝6時30分より再開する予定。



池村は、先週のアジアンツアー「サウジオープン」から戻ったばかりだった。
「今週と、グリーンのコンディションが違いすぎて」と、まだギャップに対応しきれていない。

練習日からパターをとっかえひっかえ格闘するが、「長いパットで、1.5メートルくらいが残ってしまう」と11番では、10メートルから3パット。

「16番でも長めのパットがグリーンを出て行っちゃった」と2ボギーを打ったが、そのかわりにバーディは7つ。


開幕戦の「東建ホームメイトカップ」で、専属キャディの坂口琴音さんとの婚約を発表して7位の成績を残した。

「ショットでボギーは打ってない。今からまた調整して。開幕から調子は良いので、そこが解決できれば、あとは気持ちよくゴルフができる」と、好調を固める。


今朝のウォーミングアップで背筋に強い張りを感じるなど、海外遠征の疲れがないわけではないが「ヨーロッパの選手はこういうのを毎週、続けているわけで。僕らは移動も少ないし、宅急便が荷物を運んでくれる。全然楽」と、積極的に旅に出れば出るほど収穫はある。


「距離も出るし小技も上手い。勉強になる」と、技術面はもちろん、この日も痛感したのが「雰囲気にのまれなくなったこと」。

海外の選手は日本人に比べて感情豊か。

「きょう一緒に回った選手もグリーンに苦労していて。1メートル半をショートしたときもめちゃくちゃ怒ってて。爆発の仕方が僕らと全然違うので、逆に面白くなってきます」と、状況を楽しむ余裕すらあった。


海外での場数を増やして行く過程で今週の欧州共催は大チャンスに違いない。

「ここで成績が出せれば自信になる」。
来月の26日に、入籍を控える。
そういう意味でも、ビッグタイトルでの通算3勝目を逃す手はない。

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