開幕前日の15日に行われたプロアマ戦で、1日3イーグルをマーク。特に18番は圧巻で、98ヤードの第3打をピンの根元に落としてバックスピンでカップイン。
ゲストの方々を喜ばせていた。
PGAツアーで過ごした先週までの2週間が蟬川を奮い立たせている。
2日ー5日の「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」で自己ベストの9位に入り、翌週9日ー12日の「マートルビーチクラシック」の資格を得て、きゅうきょ2連戦。
当地では、学生時代からお世話になるメーカーの用具担当で、プロゴルファーのウィル柳沢氏と再会し、「球種を増やそう」と提案されたそうで「その課題を持ち帰り、いますごくモチベーションが上がってます。練習がめちゃくちゃ楽しい」と、時差ボケも忘れるほど夢中だ。
先週12日の日曜夜に帰国し、その日のうちにコースに移動し、あえて眠らず、月曜朝からジムに行き練習して9ホールを回った。
火曜の夜は、「ゴルフウェアを来たまま気を失うように寝てしまった」と、さすがに疲れが出たが、「飛行機の移動でで体が固まっている。逆に動きたい」と、この日水曜日のプロアマ戦も元気いっぱい。
大量アンダーで、チーム優勝に大貢献した。
16日から始まる本戦でも「勝ちたい」と、はっきりと口にしたのは、期間中に「優勝する」と宣言し、有言実行するPGAツアー選手たちの心の強さを目の当たりにしてきたから。
「自分もそういうマインドで臨んで優勝できるようになりたいな」と、理想を描く。
2015年にアマでツアー初出場し、東北福祉大4年の2022年2日目に自身初の単独トップに立ち(最終結果は17位)、昨年はプロ転向後の初Vで、史上初のアマ2勝に次ぐ通算3勝目(現在4勝)を飾った。
「アマチュアの時に自信をつけれて、プロでも初優勝することができて、そういった意味でもこの試合は大事な大会。連覇したい気持ちが強い」。
地元関西で、再びタイガドラマを披露する。