後半1番から3連続を記録するなど、8バーディとボギーはゼロ。最後9番では寄せきれずに残した約7メートルも決めきり、完璧に締めくくった。
スタートダッシュに成功した要因は、元来の安全策に戻したコース攻略だった。
「今季、ショットも、パットもアプローチも調子はいいのにハマってない。数字にならない」。
先週の「関西オープン」も初日を4位タイで出たのに3日目は3バーディに対してボギー7つとダブルボギーは2つも。
「78」を叩いて、最下位に近い64位に転落した。
「ゴルフの調子が良いゆえに、ピンに飛ばしに行ってるからかも」と、思い当たるふしもあり、最終日は「極端な安全策」にシフト。
途端にボギー以上の数が減り、普段の堀川らしく、そつなく「69」でまとめることができた。
「ああ、いいときはこんな感じだったな」と、基本に返った。
「きょうも先週の最終日の感覚で。調子が良いけれどもセーフティにと心掛けて回ってみたら、アプローチを打った記憶もない。マネジメントが立ったな」と、さっそく成果を出してきた。
午前組の単独トップについた堀川と入れ替わりに、午後からコースに出て首位タイに並んだ阿久津未来也(あくつ・みきや)は、堀川の日大後輩。
会場では練習も食事もほとんど常に一緒で、35.2万人の登録者数を誇る堀川の動画チャンネルでの露出度も高い阿久津が今季、開幕から悩んでいた絶不調からいかに脱却し、未来夢(みくむ)&未来也(みきや)のリーダーボードを完成させたか。
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