今平周吾(いまひら・しゅうご)と並んで出て、もつれながらも一度も抜かれず、ピン近くのバーディで2打差をつけた15番が分かれ目。
満員のギャラリーのみなさんに紛れて堀川や阿久津ら、たくさんの仲間に見守られながら打った18番の勝利のパットを沈めて「最終ホールパットを沈めるまでわからないという気持ちで、手も震えて、心臓が口から出そうだったんですけど入った瞬間。安堵の気持ちでいっぱい」。
2021年に初優勝からの連勝で2勝を飾ってから3年。
「きょうが初優勝かのように、非常に長かった」と、少しだけ涙ぐみ、「今平選手は何勝もしていてすごい実力がある選手。いつ追いつかれても不思議ではないと思って全ショット全力でプレーしました」。
2020年のアジア共催「SMBCシンガポールオープン」の6位で出場権を獲得し、コロナ禍の延期を経て、2021年に初出場を果たした「全英オープン」は59位タイ。
「最初に経験したときはすごい興奮しましたし、楽しかったですけどなんとか予選通るだけだったので。またあの場所に戻れる。今度は通るだけでなく、優勝目指して全力で頑張りたい」。
3年ぶり2枚目の切符に奮い立つ。
なお、上位3人が得られる「全英オープン」の出場権は、通算10アンダーで2位の高君宅(コ・グンテク)と通算9アンダーで3位タイに入った桂川有人(かつらがわ・ゆうと)がワールドランキング最上位者により、2年ぶり2回目の出場権を獲得した。
※そのほかの日本勢&JGTOの有資格者
・松山英樹(21年マスターズ優勝、3年連続10回目)
・中島啓太(フェデレーションランキング1位、3年連続3回目)
・岩﨑亜久竜(23年日本オープン優勝、初出場)
・久常涼(23年欧州・DPワールドツアー上位者、初出場)
・星野陸也(23年欧州・DPワールドツアー「豪州オープン」2位、4年連続4回目)
・マイケル・ヘンドリー(22年アジアンツアー「ワールドシティ選手権」2位、6年ぶり3回目