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ZOZO CHAMPIONSHIP

木下稜介ら、3人が7位タイの好発進「このワンチャンを活かしたい気持ちでいっぱい」

今年は日本勢が17人出て、初日は木下稜介(きのした・りょうすけ)と、金谷拓実(かなや・たくみ)と、清水大成(しみず・たいせい)の3人が、共に7位で並び、トップ10スタートを切った。

木下 は、1番からスタートダッシュ。
「アイアンショットが非常に良くて」と、特に4つのパー3をスコアメイクのカギにした。




3連続バーディを奪った3番は、9アイアンで、ピン1.5メートルに絡めたもの。
6アイアンで4メートルにつけた5番から、今度連続バーディを記録し、後半も13番でPWで6メートルに乗せ、最後のパー3となる16番は、7アイアンで2.5メートルにピッタリ。

8バーディの半分を、4つのパー3で稼いで「この夏からフェードに変えたことで、曲がり幅やタテ距離のコントロールがしやすくなり自信を持って打てている」と、自負する一方で、前・後半合わせて2度の連続ボギーは痛恨。

「日本開催なんですけど、日本のレギュラーツアーにはないラフの質で、深くはないんですけど、ボールがすっぽり沈みこむ」と、タッチを出すのに苦戦した。

「グリーンを外して寄せきれなかったときにボギーを多く打っている。悔しいです。修正します」と、前を向く。

ミスしても、折れないプレーは2週前の「日本オープン」で培った。

足首まで埋まるラフと格闘し、今平周吾(いまひら・しゅうご)と競り合い、土壇場の1差2位で敗れたが、「あのセッティングに比べると、まだ今週は易しいと思える。ボギーを打ってもすぐ切り替えられる」と、心の耐性を実感できる。

「日本オープンでは悔しい思いをしましたけど、良い経験をさせてもらえたと思える」。

転んでも、ただでは起きたくない。

日本の賞金3位で入った本大会は、3年ぶり2度目の出場。
66位に終わった21年大会は、尊敬する同学年の松山英樹が制した。

「刺激にはなるがレベルが違いすぎる」と、改めて痛感したのは今年8月、松山英樹が通算10勝目を飾った「フェデックスセントジュード選手権」だ。

木下も21年に出場した。

「自分も、プレーしたからわかるんですけど18番。松山選手はあのすごい狭いフェアウェイをセンターに打ちぬいてきた。テレビで見ていて鳥肌が立ちました」。
同時に、自身もPGAツアーへの挑戦を、改めて切望した場面。
「今週は、まずこうして日本で開催していただけることを嬉しく思いますし、自分もこの“ワンチャン”を活かしたい気持ちでいっぱいです」。

まずは首位と3差の好発進に、夢と希望があふれ出た。

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