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日本プロゴルフ選手権大会 2024

蟬川泰果(せみかわ・たいが)が最年少での3戴冠へ「勝ちたい気持ちがすごい強い」

蝉川泰果(せみかわ・たいが)がアマプロ通算3つ目の“日本タイトル”へ、絶好のスタートを切った。



自身も「久しぶり」と自覚するボギーなしラウンドは、5月の「ミズノオープン」初日以来。

フライヤーでグリーン奥まで飛ばした後半5番も5メートルのパーパットを決めきり「試合でノーボギーができてよかった」。


この日5バーディのゴルフは初日から早、「打ったら寄る、入るというような。久々ゾーンに入りそうな雰囲気があった」と言うが、結局入り切れずにストップがかかったのは、タイトル戦ならではの難しさもある。


「メジャーのセッティングはやはりフェアウェイがタイトすぎて。いつもならフェアウェイに止まるショットが少し外れてラフからなど。難しいポジションから打たなきゃいけないのが多かった」と、2日目以降に課題を残してホールアウト。

「本当にフェアウェイキープは大事」と改めて自分に課す。


昨年大会は、同学年の平田憲聖(ひらた・けんせい)に2打差で敗れて2位。

「今年はすごく気合が入っています。前半戦で一勝したいと目標に掲げていたんですけど、優勝争いもなかなか出来なくて、ここまで来ている。その中でこの試合は勝ちたいという気持ちがすごく大きい」と、熱意を隠さない。


東北福祉大4年の10月に、「日本オープン」で史上初のアマプロ2勝を達成し、同学年の中島啓太らと賞金レースを競った昨季、シーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」でアマプロ通算4勝目を飾り、中島に次ぐ賞金2位に食い込んだ。


是が非でも欲しい3つ目の日本タイトルへ。

23歳178日での3戴冠なら、ジャンボ尾崎を抜いて年少記録を更新する。

気持ちは自然と高ぶる。


<日本タイトル3冠年少記録一覧>

?蟬川泰果(23歳178日)=2024年日本プロ・2022年日本オープン・2023年ゴルフ日本シリーズJTカップ

1ジャンボ尾崎(28歳86日)=1917年日本プロ・1972年ゴルフ日本シリーズJTカップ・1974年日本オープン

2丸山茂樹(28歳86日)=1997年日本プロ・1997年ゴルフ日本シリーズJTカップ・1997年日本プロゴルフマッチプレー

3中嶋常幸(28歳207日)=1977年日本プロ・1982年ゴルフ日本シリーズJTカップ・1983年日本プロゴルフマッチプレー

4小平智(29歳32日)=2015年日本オープン・2013年日本ゴルフツアー選手権・2018年ゴルフ日本シリーズJTカップ

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