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長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 2024

ホストプロの植竹勇太が誓う普段着ゴルフ

ホストプロの役目と、地元選手としてのつとめをいっぺんに果たすのは、容易ではない。


北海道の幕別町出身で、プロ転向の2017年からセガサミーホールディングスの所属プロとして活動する植竹勇太(うえたけ・ゆうた)がいま頭を巡らすのは、まず決勝に進出するための秘策だ。


今年は名物の16番ホールでソニックが駆け回るそうですよ!


過去4回出て、予選通過できたのは初出場の2018年だけ(結果は44位)。

コースはよく知っているはずだが「知っているからこそ難しくなってしまうのか…」。

特に、期間中に速度を増すグリーンの攻略にてこずり、悔しいのが続いている。


その打開策として、植竹が考えたのは、普段着ゴルフ。

「ホストプロとして盛り上げないといけないのは当然」と、今年は特に「夏のゴルフェス」と称して、大会では例年以上に期間中のイベントに注力されており、植竹もYouTubeの事前収録のスイング解析などで協力。


「今年は会場でも、おうちでも楽しめるコンテンツがいっぱいありますよ!」などと事前PRするなどしっかりとつとめを果たした上で、「本戦に入ったら、あまり気負いすぎず。毎年、スタートホールで変な緊張があったりするんですけど、今年はあえて、普段のトーナメントのひとつのような感覚で臨もうと。そうすれば、プレッシャーもなくなる」。


今年は、コースまであえて40分の自宅通勤するなど、普段どおりの環境作りも整えた。

キャディさんも、同学年の池村寛世(いけむら・ともよ)と5月に入籍したばかりの琴音さんにお願いをした。


「こっちゃん(琴音さんの愛称)とも同級生なんです。サトウ食品(選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」)でも、自分のキャディさんと交換してもらったんですけど、気負わずできるし、なおさら普段どおりにできるのかな、と」。

昨年9キロのダイエットに成功し、今年は筋量を増やすトレーニングで、7キロの増量に成功。

「ゴルフも体調も、今年一番良い状態」。
好調に乗じ、友人の新婚をホスト試合でのツアー初Vで祝うのも手だ。

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