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長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 2024

地元出身の植竹勇太がホスト試合で4大会ぶりに予選を突破

プレー後の第一声で、心からの声が出た。
「やっと通った~!!」と、25位タイでの予選通過にホっとした。


北海道・幕別町出身の植竹勇太(うえたけ・ゆうた)は、2017年からセガサミーホールディングスのホストプロ。

…なのに、過去4回の出場で、予選突破したのは2018年のみ(結果は44位)。

度重なる敗退に「コースを知っているからこその難しさ」が募っていった。


だからこそ、今年は「普段どおり」を強調したのに初日は2アンダーの47位タイ。

カットライン上での滑り出しとなり、ヒヤヒヤしながらスタートした2日目に、追い風は来た。


「きょうも強く吹いたんですけど、くるくる向きを変えた昨日と違い、きょうは普段通りの風。いつもの番手で、いつもの狙い通り」と、4番ユーティリティを使って8メートルに乗せた前半16番のパー3で、長いバーディトライが最後のひと転がりでカップイン。

池がぐるりと囲む名物ホールだ。
「ここでバーディって、初めてじゃないか…」。

実際は昨年初日も、19年の2日目にもバーディを奪っているが、初みたいに思えるくらいの難関ホールだ。

「キター!って。これで行ける、と」。

難所クリアで通算4アンダーまで伸ばせたことで気も軽くなり、決勝進出を確信できた。


この日は、1歳と9か月になる長女の乃愛(のあ)ちゃんが、初めて会場でパパのゴルフを観戦。

「力をくれた」と、抱っこの腕にも愛情ひとしお。



もっとも、大会を代表するホストプロの本当のつとめはここからだ。

「やっと予選を通れたのであとは上を目指して頑張るだけ」。
週末の上昇を思ってがぜん気合が入った。

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