記事
サン・クロレラ クラシック 2004
本番直前のプロアマ戦で、道内ジュニアがプロに挑戦!!
本番直前のプロアマ戦で、道内ジュニアがプロに挑戦!!
先月25日、サン・クロレラクラシック会場のここ小樽カントリー倶楽部で行われた 「HBC北海道ジュニ アゴルフチャレンジ大会」で、上位入賞したジュニアゴルファーたちがこの日水曜日 のプロアマ戦 に出場した。
地元の小、中、高校生が3人6組に分かれ、ツアープレーヤーたちと腕を競った。
うち、1組とラウンドした矢野東は、一昨年から3年連続でジュニアたちとのプレー。
「いや、彼らまじでうまいっすよ」と感心しきりの矢野が今年、特に目を見張ったの は、ジュニアたち のアプローチのうまさだった。
「やっぱり地元の子たちだけあって、北海道特有の洋芝の対応がバツグンなんです。 非常に慣れていて、僕よりもうまいくらい!?」。
矢野自身も学生ゴルフ部出身で、ジュニア時代からゴルフに親しんできたこともあ り、底辺拡大を見据えたジュニア育成の重要性を痛感している。
それだけに、今大会がプロアマ戦にジュニアたちを招待するなど、門戸を大きく開い ていることには大賛成だ。
「企業の偉い人たち主体のプロアマ戦が多い中で、こうして毎年、ジュニアに出場の 機会を与えてくださっているのは素晴らしいことですよ!!」という矢野はラウンド 中、あえてジュニアたちにアドバイスを送らない。
「自分で見て勉強しろよ!・・・という気持ち。ゴルフは見て、自分で覚えるのいちば んなんです」。
そんな矢野の無言のメッセージを、ジュニアたちもしっかりと受け止めていた。
矢野と同じ組でまわった苫小牧市立拓勇小学校6年生の岡村史哉君も、札幌簾 舞中学校2年の本間大稀君も、帯広江陵高校2年の坂本哲也君も、矢野 の1打1打から片時も目を離さない。
「ショット、アプローチ、パット・・・すべてにおいて、自分と違う。それとゴルフに 対する姿勢。いつ も楽しそうに取り組んでいて・・・見習うところがいっぱいでした!」(坂本君)
「矢野さんのすごいのは、いつも同じリズムで安定したショットが打てる点。今日は 1日、ほんとうに 勉強になりました」(本間君)。
「びっくりしたのは、ドライバーショットの球の音。ものすごい勢いで飛んで、しか も曲がらない。矢 野さんはとてもかっこよかったです。僕も絶対にプロになりたい!」(岡村君)。
ジュニアたちには興奮の1日だったようだ。
「みんな、しっかり練習して強い選手になってくれよ!」(青木)
※『サン・クロレラ クラシック』では、地元北海道地区におけるゴルフの活性化と ツアープレーヤー の底辺の拡大を目的として、一昨年前からジュニアゴルファーとアマチュアゴル ファーに、それぞれプ ロアマ大会の出場権と本戦への出場権を与え、予選会を実施しています。
「HBC北海道ジュニアゴルフチャレンジ大会」は、夏休みの場を利用して将来日本 のゴルフ界を担う ジュニアにゴルフという素晴らしいスポーツに触れてもらい実際に一流プロとの交流 を交えて貴重な経 験を学んでもらうことを目的として実施しているチャレンジ大会です。