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フジサンケイクラシック 2024

チョキは吉兆のVサイン。平田憲聖が「63」で急上昇

チョキは吉兆のVサインだ。


グーを出したかったけど…


怪物コースで今季出場全13試合で予選通過の安定感がさく裂した。

平田憲聖(ひらた・けんせい)が、雨のやみ間の晴れ間をぬい、3日目の第2ラウンドで猛ダッシュをかけた。


前日2日目は、早朝に1ラウンドの残りを済ませたあと、続いてすぐ第2ラウンドを出ようとする直前に、サスペンデッドが決定した。

雨中のコースを行ったり来たりすることなく帰宿し、夕食前に2時間半ほど昼寝をするなどたっぷり休養できた。


「ティグラウンドからスタートするのと、途中からスタートするのと感覚的に違う。タイミングはよかった」と、気持ち新たに迎えた今朝は、めぐりあわせを活かして7バーディ、ボギーなしの「63」をマーク。


この日、平田がコースにいる間は一滴も降らなかったが、「明日はどうなるかわからない。きょう伸ばさないと、上位にいけない」と、一瞬の天気回復を逃さず序盤から攻めて11番から連続バーディ。

雨中の初日は230ヤードで3Uを持たされた難しい12番(パー4)では、この日178ヤードの2打目を7アイアンで、奥2.5メートルにつけることができた。


「雨が降っていないというだけで、昨日と飛距離も気分もぜんぜん違いましたし、きょうはそれを経験できていたから、コースに対してそれほど難しいと思わずにプレーができた」と、最後も連続バーディ締め。

怪物コースを現在単独トップで抜け出し、54ホールの短期戦で好位置につけ、7月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」に次ぐ今季2勝目をにらむ。


ジュニア期から憧れの石川遼が、連覇を達成した2010年大会はまだ10歳の小学生だったが、「遼さんがバンカーから寄せてハイタッチをする場面はまだ覚えています」。


感動の記憶を手繰る。


大人気お笑いコンビ・千鳥のノブさんと、開催コース「富士桜」の通常アウト9ホールでガチ対決するフジテレビのゴルフ番組「ノブゴルフクラシック」に、平田も挑戦。

6月に収録した分が、本大会直前の29日に放送されたばかりで、リアルでは視聴できなかったが、翌日に見逃し配信でチェック。

対戦時のバーディ量産が、「いいイメージにつながった」と、ノブさんに感謝する。


この日土曜日の朝、出演したフジテレビの報道番組「めざまし土曜日」の人気コーナー「めざましじゃんけん」で勝負した「チョキ」は、吉兆のVサイン。

「僕としてはグーを出したかったんですが。なるほどですね」と、納得していた。



<本日の中継予定>
・午前11:00~午後1:20(CSフジテレビONE=生中継)
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