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フジサンケイクラシック 2024

木下稜介「仲がいいって言いたいけれど…」石川遼と過ごした3日間

尊敬する同級生と過ごした長い3日間で、暫定の4位に浮上した。




木下稜介(きのした・りょうすけ)が通算4アンダーまで伸ばして、6人タイの暫定4位で第2ラウンドを終了させた。

前日2日目は、スタートの10番でティショットを打った瞬間、降雨で中断。
ほぼ丸々2ラウンドをプレーしに来た今朝は、思いのほか陽も差し、ラウンド中にふと振り返ると、今週初の富士山も目に飛び込んだ。

「きょうも天気を心配してきたんですけど時々、青空も見えた」と、幸い穏やかにプレーは進行。

「昨日まで本当にひどい天気で。コース管理の方々が、深夜を通して復旧してくださっている。きょうもこうしてプレーができてラッキーでした」と、感謝の5バーディ、1ボギーの「66」。
「きょうは最低4つ伸ばすことを目標にきて、思ったとおりのスコアで上がれた」と、雨の止み間を活かしてノルマを達成した。

特に240ヤードの2打目を5ウッドで4メートルにつけた15番は、「バーディ以上の価値がある」と、うなずいた。

同学年の石川遼とプレーした順延続きの3日間。
「同級生で仲がいい、…っていいたいですけど今も全然憧れです」。

石川が史上最年少Vを達成した15歳から変わらない思い。
「気軽に食事に行こうとも言えない」と、これまで数回の会食も、石川のキャディの佐藤さんを介してようやく実現したもの。

尊敬する同級生の隣で、気持ちを切らさずプレーを続けて、54ホールの短期決戦に居残った。

前日の第2ラウンド中断後に、ずぶぬれになりながら「60球打った」という居残り練習で、確認したのは今季からフリー契約となった1番ウッドの感触。
「大雨でのプレーがまだあまりなかったので、雨の中でどれくらい滑るのか」。
最終日は大雨から免れそうにないが、準備はしっかり済ませてある。

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