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PGM Challenge 2024
下家秀琉が記録ずくめのプロ初優勝!通算24アンダーのABEMAツアー記録を樹立
180センチ、85キロ。大柄ながらほんわか系のマイペース男がABEMAツアーでの54ホール最小ストロークと最多アンダーパー記録を更新してのツアー初優勝を手にした。
首位と1打差の13アンダー4位タイからスタートした下家秀琉。この日のスコアはなんと59。1イーグル、9バーディ、ノーボギーでABEMAツアーの18ホールの最多アンダー記録タイもマークした。
もちろん優勝したい気持ちはあったが、ルーキーイヤーの1年目ということからまだ勝つには早いという思いがあったと言う。加えて、先週まではショットの調子が今シーズンで最も悪いと言っていい状態で、とても自信を持って優勝を狙える感じではなかった。
そんな状態でも通算24アンダーの記録を樹立し、しかも3日間ボギーフリーという完璧なゴルフができたのはパッティングに支えられたから。
今週に入って高校生時代から長年使っていたパターに戻したことで、フィーリングが戻ってきた。
「プロに入ってからピンタイプを使っていたんですが、もともと使っていたマレットタイプに戻したら、芯が広く感じて、ボールの転がりが良くなりました。マレットタイプに戻したことで調子は良くなりましたが、ずっとピンタイプで試合も含めて練習してきたことが、今回の結果につながったんだと思っています」。
大阪府出身で大阪学院大を経て、今シーズンからツアーに本格参戦。大学の同期には宇喜多飛翔や小寺大佑がおり、同級生では杉浦悠太や出利葉太一郎らがいる選手層の厚い世代だ。
優勝後のインタビューではしきりに「自分が勝てるとは思ってなかった」を連呼するように控え目で、マイペースな性格は自他認めるところ。優勝を経て新たな目標についても、レギュラーツアーで優勝を目指したいと言いつつも、本音は「恐れ多いのであまり言いたくはなんですけど」と本音もポロリ。ただ、周囲に左右されないマイペースぶりは、これからの活躍を期待させるもので、さらに大きなことをしてくれそうな予感さえする。
新しく誕生した大型プレーヤーの今後のさらなる飛躍に期待したい。