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亘理町の震災から復興への道のりに鍋谷、村上、石坂の3選手が触れる(10月30日)

10月30日(水)、「スナッグゴルフ体験会in亘理町」に参加した石坂友宏、村上拓海、鍋谷太一の3名が亘理町観光協会「震災語り部の会 ワッタリ」を訪問し、震災当時や復興の様子を視察した。


ワッタリを代表して佐藤信三さんが語り部として震災時の様子を映像や写真とともに丁寧に説明をしてくださいました。

亘理町観光協会での説明後、震災の被害により建て直された「荒浜中学校」、震災の被害に遭われた方々の慰霊碑「鳥の海公園 鎮魂の碑」、高さ10mになる「避難の丘」、震災で多くの人命を救った「わたり温泉 鳥の海」の4箇所にご案内いただいた。




まず我々が訪れたのは「荒浜中学校」だった。震災の津波により大きく破損した校舎は平成26年8月に新校舎が建てられた。新校舎の大きな特徴として1階は吹き抜けの高床式構造になっていることだ。これも震災での経験が大きく活かされている。


次は、東日本大震災で俄牲となった人々の御霊をお慰めすると共に、辛く悲しい体験と命の大切さを語り継ぐため建立された「鎮魂の碑」。

続いて、鳥の海公園内でのひときわ大きくそびえ立つ「避難の丘」。10mの高さまで緩やかな階段とスロープで頂上へと続いている。もしもの時には頂上に被災グッズが備えられている。



最後に、震災でも倒壊することなく利用客らを守った「わたり温泉 鳥の海」。震災時は1階の窓ガラスはすべて割れ、約5mの高さまで水位が到達していた。利用客、避難住民、職員の総勢44名は無事生還することとなった。


佐藤さんは「震災は人の手によって止めることはできません。いつ何が起こっても対処できるよう、日頃からの訓練そして備蓄が必要になんです。震災を経て亘理町の人口は減少したが、小学生、中学生の内からしっかりと訓練を積むことで一人でも多くの命を救うことに繋がる」と話す。
震災の経験を活かして、日本全国で震災対策の打合せを重ねてきた。「まずは寝室に1人1つずつライフベストを用意してください。津波の時にはライフベストを着用するだけで生存率が上がります」と対策の1歩としてお勧めされた。



参加した石坂、村上、鍋谷はこれからも「語り部」の一人として後世に震災について、そして何より命の大切さを伝えていくことだろう。
一般社団法人日本ゴルフツアー機構は、これからも亘理町そして宮城県にゴルフのチカラで元気を届け続けます!


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