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ファイナルQT下関ゴールデンゴルフクラブ 2024
新村駿が狙うのは頂点のみ!通算12アンダーで単独首位に立つ
今季のABEMAツアーの賞金ランキングは24位。23位の古川龍之介とわずか1,500円差でレギュラーツアーへの出場優先順位を獲得することができなかった。
「あと一歩で届かずで、仲の良い古川と決別する形になったんですけど。(笑)でも、残り2試合で抜かれて、めちゃくちゃショックで、今年もダメかぁと思っていたんですけど、よくよく考えたらこのファイナルで龍之介よりも上の順位に入れば年間通して僕の方が上に来ると思って。試合数があればやれる感覚は去年もあったので、『今週見ておけよ』って感じで、龍之介からも頑張れって連絡ももらっていて。だから来年は2人で(レギュラーツアーで)やりたいですね」。
サードQTでは最終日に7アンダー64を叩き出し、良い流れでファイナルに乗り込んできた新村。その要因の一つが300ヤードを誇る飛距離を封印している点だ。今シーズンの途中で飛距離を伸ばすことを試みたが、ショットが安定せず断念。ただ、サードQTの会場がそこまで飛距離を必要としないコースだったため、それが新村の思考を好転させた。
「飛距離はドライバーも含めて、アイアンも落ちていますが、サードQTのコースのことも考えてフェード系にしようと思ってやってみたら、振り抜きも良くて、良い感じだなと思えています」。
元々爆発力がある新村だけに、そこに精度の高さが加われば鬼に金棒と言える。飛ばしたい欲を抑えて挑む今年のファイナルQT。新生・新村が明日以降もスコアを伸ばし続ける可能性は大きい。