新村駿が連日の69で通算6アンダーの3位タイに浮上した。

単独首位の櫻井勝之に負けず劣らず飛距離が持ち味の新村。昨年はヘッドスピードの速さなのかインパクトの強さなのか、ヘッドが割れることが数回あったというのだから驚きだ。プロにとってエースドライバーが割れるというのが、周りが思っている以上に厄介で、どれだけ同じヘッド、同じシャフト、同じグリップで組み上げてもフィーリングが全く同じになることはない。プロだから同じものをいつでも用意してもらえると思われがちだが、意外とそこに苦しまされるプロは多い。ただ、今年はニューモデルのドライバーがマッチしているようで、この日の強風の中でも慎重に攻め切れた。

「今日は風が全く読めずに難しかったのもありますし、グリーンの傾斜も強いので奥には外したくないなと思いながらプレーしていました。ただ、パー５ではしっかりバーディが獲れましたし、マネージメントしながらプレーできたのは良かったかなと思います」。

今季はレギュラーツアーに出場することができるため、まずはシードを確保することを最大の目標に掲げている。その中で明日の最終日はオフでやってきたことを信じて、自分らしく思い切って振っていきたいと新村。最高のスタートを切り、次週のレギュラーツアー開幕戦に挑みたいところだ。

• 新村 駿