記事

Novil Cup 2025

「北風よ吹け!」今大会2度制覇の田島創志が2017年以来のACNツアー参戦

Novil Cup』では2010年と2014年に2度の優勝を手にしている田島創志が主催者推薦で2017年以来となるACNツアー参戦を果たす。

JGTOの理事を昨年の3月に退任してから競技復帰に向けてスイング的にもフィジカル的にも調整を行ってきた。

「もちろん最後に優勝したいという想いがなければ戻ろうとは思わないですが、そんなに甘くないことはわかっています。ただチャンスをいただいたからには、応援してくれている人もいるので、そういう気持ちに応えたい想いはあります」。

田島が見据える最終目的地は海外のシニアツアーに参戦することだ。それがどれだけ厳しい道のりかは田島本人が重々承知している。ただ、そこに辿り着くためには必要なことは自信をつけることしかない。厳しいことを承知の上で、きついことを課さなければプレーヤーとしてやる意味が無いし、他の選手に対しても失礼なことだと田島は言う。

 

そんな田島が今週の目標にしていることはまずは予選をしっかり通ること。飛ばし屋有利と言われるコースで、若い選手らの飛距離も年々伸びている状況の中でも、北風が吹けばチャンスがあると田島。

「このコースは北風が吹くと難しくなるので予選通過のチャンスは十分あると思います。距離も長いですし、普通のコンディションなら太刀打ちできないですが、北風が吹けば戦えると思いますよ。コースはいろんなところまで知っていますし」。

年齢を重ねれば、若い時にはなかった技術力や知恵を身につけることができるが、その反面で怖さも伴ってくると言う。技術力があるからこそ、その場その場で感じるミスの可能性を予知できる分、怖さも発生すると言うのだ。それをどう受け入れて、どのようにいい方向へ導いていくか。それを繰り返すことでしか得られない自信を田島は試合という特別な場所で得ようとしている。約8年ぶりとなる田島の挑戦に注目したい。




関連記事