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ダンロップフェニックストーナメント 2004

タイガー・ウッズ「今週もいつもどおり、勝つつもりでやる」

この日17日のプロアマ日から大ギャラリーを引き連れたウッズが、13番パー4で魅せた。ドライバーで打ったティショットは、332ヤード先のグリーンにキャリーで落ちたあと、奥のバンカーへ勢いよく転がりこんだ。余裕のワンオン狙いに、居合わせた観衆はみな口をあんぐりだ。
「…本戦は風次第だけど、フォローならやっぱり、この13番は狙っていくつもりだよ」。

デビュー以来、2度目のワーストランク(4位)に不調説がささやかれているが本人は、現在、上昇傾向にあることを強調した。

今季コーチのハンク・ヘイニー氏と取り組んできたスイング改造は、まもなく成果が出つつあると言い、現在のゴルフの調子は、年間9勝をあげた99年時と「よく似ている」と、ウッズは言う。

「あのころも、夏ごろからスイングを変えはじめて、しばらく優勝ができなかったんだけど、次の年には実を結んで、たくさん勝つことができたんだ。今年も、5月から10月といろいろやってきて、だんだん良くなってきているから、99年と同じ結果が出るのでは、と自分でも期待しているんだよ」。

前年98年に賞金ランク4位に甘んじながら、翌年にはみごと復活をとげて、4年連続で賞金王の座についた例をあげ、解説してみせたウッズ。

「日本では、まだ優勝したことがないし、しかもこの大会で錚々たる歴代チャンピオンに名前を連ねることは、本当に素晴らしいこと。もちろん、今週もいつもどおり、勝つつもりでやることに変わりはないよ」。

このフェニックスでの活躍を、復活への序章とするつもりだ。



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