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技のシニア、必勝モード

シニアツアーを代表して、抱負を語った青木功はベテランのプライドを全面に押し出した。
パーシモンで育った世代。
飛距離では、男子ツアーに引けを取るかもしれないが、球筋を自由に打ち分ける技はどのツアーにも負けない。

「いまはクラブもボールもむしろ、曲がらないようにできているし、今の若い子たちは、そんなに曲がることはないだろう。だけど僕らは山の中に曲げて、そっからアクシデントにどう対応するか。今回、そういうゴルフの面白さみたいなのを伝えられたらいい。そういうテクニックを遺憾なく発揮して、やるからには勝ちたいな、と」(青木)。

メンバーそれぞれ個々に練習ラウンドを行った男子、女子チームに対し、この日8日(木)には5人揃ってじっくり時間をかけて、会場の千葉カントリークラブ梅郷コースを下見するなど、早くもチームワークの良さも見せつけているシニアツアー。

連携の取れたチーム構成と、多彩な技で若さを圧倒する。
それが、今回シニアツアーのテーマのようだ。

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