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今野康晴パーオン率賞受賞
ツアー終盤に、怒涛の11連戦。
しかも11月には、海外遠征を挟んでいる。
片道17時間かけて参戦したのはポルトガルで行われた世界ゴルフ選手権ワールドカップ。
その前後の日本ツアーも休まなかった。
帰国後、ぶっつけ本番で挑んだカシオワールドオープンで3位に入ると、その翌週の最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』で今季2勝目をあげた。
デビュー当時から、「天然のオンプレーン」と呼ばれ、ツアーきってのスィンガーとの評判も高かった。
その正確無比なショットを持ってすれば、今回のパーオン率1位は当然の結果ともいえる。
賞金ランキングも自己最高の2位に入り、技術の高さばかりか、不屈の体力、精神力を示してみせた。
「もうちょっと頑張れば、狙えるということが分かった」。
初の賞金王の座も、見えてきた。
「今年は、最高の年になりました」と感慨深げに語った今野。
日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィーと、東京全日空ホテルの大屋了三・取締役総支配人(=写真上、右)より副賞として「東京全日空ホテル ディナー付きスウィートルームペア宿泊券」を受け取って、「来年は、さらなる飛躍を目指します」と、力強く宣言していた。
写真下=今野がベストサポート賞に選んだのは、トレーナーの菅原賢さんと専属キャディの川口淳さん、プロコーチの江連忠さん。
「僕が1年間、戦いぬけたのはみんなのおかげ。ほんとうにありがとうございます!!」(今野)。心を込めて、記念品を手渡していた。
※パーオン率賞は、パー4での1オン、パー5での2オンも含めて算出されます。