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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2001

「明日は、谷口君にしゃべらせないプレーを」

3位の深堀圭一郎

 「見た目よりも、距離があり、セカンドの距離感が難しい」13番、開催前から、「キーホール」と心得ていたパー4で、フェアウェーからの残り145ヤードの第2打をミス。「そこから、流れを切ってしまった」と後半こそ、3つのボギーを叩いたが、前半は、6番でイーグルを奪うなど、後輩の目の前で、納得のいくゴルフを展開した。

 互いの自宅が、「家から見えるくらいの近所」ということもあり、両親に「いろいろ教えてやってくれ」と頼まれて以来、一緒にトレーニングをするなど、親交のある女子プロの東尾理子。
 この日初日は、深堀の運転でともにコース入りし、“弟子”が見守る中での、プレーとなった。

 「いつも、『頑張れ』と尻をたたいている先輩としては、理子ちゃんの前で下手なゴルフはできないですからね。今日の目標の4アンダーにはひとつ足りなかったけど、今年はグリーンも難しく、厳しい条件の中、3アンダーにまとめられたのは上出来。まずまずのゴルフを見せられたのではないでしょうか」

 97年の今大会は、初日、3日目に首位に立ちながら、最終日に転落。5位に終わった苦い経験もあるだけに今週は、そのリベンジ。とにかく、「最終日には優勝争いできる位置で迎えたい」と燃えている。
 また、翌2日目は、東尾と入れ替わりに、明大中野高校の後輩で、大関に昇進したばかりの栃東関も応援にかけつける予定。
 「明日も、後輩に恥ずかしくないプレーを見せたい。・・・あと、一緒にまわる谷口君も、しゃべらさないくらいの、ね(笑)」

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