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アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン 2005

野上貴夫「最終日は伊沢さん、手嶋さんと最終組でまわれれば」

昨年のいまごろは、つらい時期を過ごしていた。大会の出場権がなく、欠場者が出るのを待つ現地ウェイティング制度を利用して繰り上げ出場をねらったが「あと1人、というところで出られなかった」。

惨めな気持ちを抱えたまま、会場の麻生飯塚ゴルフ倶楽部から車で約30分もかからない直方(のうがた)市(福岡県)の自宅に帰るしかなかった。

しかし今年は、あの状況から一変。
7月のウッドワンオープン広島でツアー初優勝をあげて、チャンピオンとしてこの地元大会に立つ。

「つらい時期を経験してきたからこそ、余計に嬉しい。本番はきっと、たくさんの応援があると思うし、その期待に答えたい」。

野上のほかに、コースから車で15分という飯塚市に住む伊沢利光や、田川市出身の手嶋多一ら地元を代表する選手たちとぜひ最終日最終組でまわって「大会を盛り上げたい」と、張り切っている。

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