ディネッシ・チャンドのシード奪回をアシストしたもの

　復活Vをかけた今週。
　チャンドのために、所属の『キャスコ』スタッフが新しい道具を届けてくれた。

　この秋発売予定のドライバー、『DNAアスリートチタン』だ。
　「飛んで曲がらないすばらしいクラブ。おかげで、自信を持ってティショットが打てた」とチャンド。

　加えて、タイガー・ウッズが使っているものとまったく同モデルのパター、『スコッティキャメロン』も新調し、２つの組み合わせで、
　「フェアウェーからグリーンに乗せて、パターで入れる…。今日は、その結果の5アンダー」と、心から信用のおける道具が、チャンドの復活Vをアシストした。

　また、スィング面での欠点を、大会直前に解消できたことも大きかった。
　週の月曜日に、練習をかねて知人らと訪れた会場隣の東広野GC。
　そこのヘッドプロ・橘田光弘から受けた「フォロースルーで、左脇が開いている」とのワンポイントアドバイスが、効いたのだ。
　「ここ2、3週、ショットがずっと左にばっかり行ってて、でも、それがなぜだか分からなくて…。それが、日本オープンチャンプでもある橘田さんとの1時間の練習のおかげで、球がまっすぐ飛ぶようになった。橘田さんには、ほんとうに感謝しています」

　そのほか、かつての所属先、長野県のサニーCC時代からの友人。
　今の住まい、千葉県・船橋市からかけつけてくれた知人。
　そして、最愛の家族…。
　「ラウンド中、みんなの顔を見ただけで安心してプレーができたんだ」と、チャンドは、優勝インタビューで心からの感謝の気持ちを語った。

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