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細川和彦、世界の舞台に挑戦!!

今月18日に米オハイオ州アクロンのファイアストーンカントリークラブで開幕する世界ゴルフ選手権NECインビテーショナルは、世界中でも選び抜かれた選手だけしか出場できない。

世界ランキングトップ50人と、昨年のライダーカップの出場者と、大会が指定したトーナメントの優勝者だけが、その舞台を踏むことを許されている。

日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップの優勝者に、出場権が与えられるようになったのは2002年からだった。
同年には佐藤信人、2003年に伊沢利光、昨年のS・K・ホに続き、今年ジャパンゴルフツアーを代表するプレーヤーとして、堂々とエントリーリストに名を連ねたのは細川和彦だ。

2001年秋に患った難病の潰瘍性大腸炎は、長く細川を苦しめ続け、「俺のゴルフ人生は終わった」とまで思いつめたドン底からみごと復活。
激闘の末につかんだ4年ぶりの優勝は、辛抱強く治療につとめた細川へのでっかいご褒美をもたらした。
NECインビテーショナルは予選カットがないばかりか、賞金総額は750万ドル。
ここでの獲得賞金は、日本ツアーの賞金ランキングの加算されるだけに、活躍できれば初の賞金王の座も一気に近くなる。
師匠の尾崎直道に、コース攻略も伝授されて準備は万端。
「ガンガン攻めてきます!」。
すっかり明るい笑顔を取り戻した細川は、開幕の日を待ちわびている。



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