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アコムインターナショナル 2005

デービッド・スメイルが首位キープ

深刻な腰痛は、ラウンド中もときおり痛む。痛いからといって、じっとしていると余計に患部が固まってしまう。だから、その辺を軽く飛び跳ねたりこまめに体を動かしながらのプレー。

スイングも“腰痛仕様”に変えている。
腰に負担がかからないよう極力、体の回転を押さえ、「どちらかといえば、手打ちのイメージで」。

考えた末の苦肉の策だが、それがかえって功を奏している。

「確かに飛距離は落ちているけど、その分、安定性が高まったみたいなんです」。
2日間連続でフェアウェーキープ率1位。
この日2日目は、キープ率100%。
故障を抱えながらも完璧なゴルフに、「実は自分でも驚いているんですよ」と、笑った。

パッティングも好調だ。
16番パー5では、なんと20ヤードのイーグルパットをねじこんだ。
通算13アンダーは、2位と2打差をつけて単独首位をキープしたが「この差はあってないようなもの」と、楽観していない。

1日7アンダーや8アンダー、6位のクレイグ・ジョーンズにいたっては9アンダーをマークするなど、大量スコアが続出している。
それも「今週は毎日、早朝に雨に降られているため」と、スメイルは説明した。

「ジャック・ニクラウス設計のコースはセカンドショット以降がタフで、グリーンの落としどころを慎重に選ばないといけないようにセッティングされているんだ。
でも今週は、雨のおかげでグリーンが柔らかくなってボールがよく止まってくれるんだ。だから、これだけスコアが出ているんだね」。

腰痛の不安は依然として去らないし、決勝ラウンドは下位の選手に突き上げられて、苦しい戦いになるかもしれないが、「トータル20アンダーを目標に頑張ります!」。

そんな素振りは微塵も見せず、いつもの柔らかな笑みで意気込みを話した。

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