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日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2005
デービッド・スメイルは2週連続でプレーオフ敗退
細川と今野とのぞんだプレーオフ1ホール目は、グリーン手前のラフから、8メートル以上もオーバーしたが、長いパーパットをねじこんだ。
先週のミズノオープンも、やはり3人のプレーオフだった。全英オープンの出場権は手に入れたが、ツアー通算4勝目には届かなかった。
「セントアンドリュースに行く前に、ひとつでも勝ちたい」。
その一心で、今週はこの難コースで初日からずっと首位を守り続けた。
最終日は細川の追い上げにあったが途中、それほど慌てることもなかった。
いつもの“ポーカーフェイス”がゆがんだのは、1打リードで迎えた17番ホールだった。ティショットがマウンドに蹴られて、左のラフ。つま先下がりの難しいライに、手前に池が広がるグリーンは狙えない。レイアップしてボギーを打った。
「あれは、さすがにショックだったよ」と、スメイル。
粘りのゴルフも、この日73ホール目までが限界だった。右ラフに打ち込んだ第2打を、さらにグリーン右手前のラフに入れ3メートルのパーパットは、カップをなめただけ。
「ギリギリで攻めているから、仕方ない結果だね・・・」。
この悔しさは、2週間後に迫った世界最古のメジャー戦にぶつけるしかない。