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コカ・コーラ東海クラシック 2007

深堀圭一郎「恩返しがしたい!」

生い茂るラフは、場所によっては300ミリを優に超え、フェアウェーの落としどころは非常に狭い。今年のコカ・コーラ東海クラシックもシビアな戦いが繰り広げられるのは間違いないが、深堀はむしろ、年々難しさを増す三好を歓迎している。

「確かに、難しさはトーナメントの中でダントツ1位。下手したら、今年の三好はあの日本オープンより難しいかもしれないけれど。その分だけ、僕には楽になりました」。

よりショットの精度が問われるセッティングは、「飛ばせば、いいってもんじゃない」。
深いラフなら、ショートアイアンでも「グリーンを捉えるのは容易ではない」。
だからこそ、ショットメーカーの深堀にチャンスがある。
忍耐を問われるコースでこそ、真価を発揮する男でもある。

16歳の石川遼くんや、26歳のカミロ・ビジェガス。
24日月曜には、石川くんの2つ後輩の14歳浅地洋佑くん(杉並学院中2)がマンデートーナメントを突破。本戦出場を決めている。

「25歳以上の年の差の子たちと一緒に戦うことになるけれど。このコースでは、勢いだけで72ホールやるのには限界があるから。僕らは、ディフェンスを固めてきっちりとスコアメイクしたい」と、プロのプライドをちらつかす。

今大会主催のコラ・コーラとサポート契約を結んで十数年。しかし、2003年と昨年の16位タイが最高順位。
「もちろん、優勝するのが一番なんだけど。とりあえずは16位を超える成績で、なんとか恩返しがしたいから」。
今年こそ、ホストプレーヤーの責任を果たしたい。

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