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日本プロゴルフ選手権大会 2001

「過去、“ぶっつけ本番”4勝のうち2勝!!」

6位タイの深堀圭一郎

 深堀が、会場入りしたのは、開催前日の水曜・晩。
 「日曜の夜から、急に力が入らなくなって、起き上がれない状態。熱もありましたね」
 先週のフジサンケイ、9位タイスタートからの3日目。14番から、3ボギー、1ダブルボギー。「あがり5オーバーして、具合悪くなっちゃった(笑)」

 この日本プロは、開幕からV宣言をするほど、目標に掲げてきた大会だ。
 「ムリすれば、火曜日にきて練習ラウンドもできたけど、あえて完全休養を取りました」と、行ったのは、この日朝2時間半前に会場入りしての打ち込み練習だけで、難コースには、ぶっつけ本番で立ち向かった。

 「フェアウェーは狭いし、グリーンも硬い。17番とか、18番、向こう側からは見えない池の淵の芝が短く刈り込んであったりして、大変なホールもいくつかあるけど、僕はグリーンをはずしたら、ロブショットが要求されるとか、ラフに入れば、ピンまでの距離を計算して、いかにボールをコントロールするか考えたり…。そういう、ちゃんとしたショットをしないと、スコアにならないコースが大好きだから」

 前半の18番、1番で、立て続けに10メートル前後の長いパットも決まり、70の1アンダー、6位タイでホールアウト。
 「僕は、具合悪いときのほうが良いみたい(笑)。体調も調子もいいと、入れ込みすぎてかえってダメになるんです」

 心強い、“マイデータ”もある。
 過去4勝のうち2戦が、今回同様「ぶっつけ本番」で挑んだ試合。
 「98年の全日空オープンと昨年の宇部。あとは、日本と名のつくタイトル…、取りたいね」
 ちなみに、この日の夕食は、体にやさしい「うどんとおかゆ」で、残り3日に備えるそうだ。

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