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マンシングウェアオープンKSBカップ 2006

田島創志「あのときも坊主にして勝った」

茶色に染めていた髪を、今週がらりとイメージチェンジ。さっぱりと潔く、丸刈りにした。
先週のことだ。
プロ日本一を決める日本プロゴルフ選手権大会は田島にとって、「特別な試合」だった。
その直前の2戦で13位タイ、12位タイ。
「次こそは」と、のぞんだ大一番だった。
「それをひとつの目標に、一生懸命やってきたのに・・・」。
あっさりと予選落ち。

ゴルフの調子はけして悪くなかった。
むしろ好調と言ってよかった。「それを形にできなかった自分にアタマ来た!」。
その足で、理髪店に駆け込んだ。
「清原さんみたいにして」。
そのカリスマ性に、以前から大ファンのプロ野球選手のヘアスタイルを迷わずオーダー。
「自分にカツを入れるため・・・」と、その心境を説明した。
「こう見えて、古風な人間なんです」と笑った。

なかばやけくそ気味にも思えるこの行為。
実は田島なりのゲン担ぎがあった。
いまのように、頭の形がはっきりと分かるほど短く刈り込んだのは、2003年以来のことだ。

その年、8月の久光製薬KBCオーガスタ(現・アンダーアーマーKBCオーガスタ)でツアー初優勝。
「あのときも坊主にしたあと勝ったから。今回も頑張ろうと・・・」。
固い決意の表れだ。

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