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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2006
武藤俊憲「群馬の風が、世界一ということを証明したい」
もしも願いがかなって出場することができたなら「群馬の風が、世界一ということを証明したい」。そんな期待で、胸がふくらむ。
赤城下ろしで有名な、群馬県出身。
地元・草津カントリークラブで研修生時代をすごし、デビュー後には赤城カントリー倶楽部と所属契約を結んだ。
上州のからっ風の中で育ち、強風下のプレーには慣れている。
「本場のリンクスコースでぜひ、腕を試してみたい」。
自分がどれだけ通用するか楽しみという。
初優勝をあげた翌週だが、その余韻はもうない。
勝った翌日から電話が鳴りっぱなし。1日70件は優に超え、その対応に追われた。しゃべっている間にもキャッチが入る。すぐに電池がなくなる。充電する間もなく、また次の電話が入る・・・。
そのため、なかなか気持ちが切り替わらなかったが、この日初日に目覚めた瞬間、「先週は先週のこと」。きっぱりと、そう思えた。
引き続き、ゴルフは絶好調。
後半の1番パー5(550ヤード)で、残り30ヤードのバンカーからの第3打を直接入れた。
チップインイーグルに、勢いづいた。
69の2アンダーは、3位タイスタート。
夢の舞台にむけてまた一歩、大きく前進だ。
※全英オープン日本予選の対象試合は、日本プロゴルフ選手権大会からミズノオープンまでの6試合。
この獲得賞金を合わせた全英オープン日本予選ランキング上位2位タイまでの選手に、今年ロイヤル・リバプールゴルフクラブで行われる全英オープンの出場権が与えられます。