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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2002
宮瀬博文
これで勢いづくはずが、「かえって、不安になってしまった」と宮瀬。
何しろ、この日2回戦の相手は、昨年の賞金王だ。
「絶対にこのままでは、終わらない。伊沢さんには、必ず巻き返されるだろうという不安と、ここから負けたら、きっと立ち直れないだろうという思い。…心臓が、ドキドキしてきちゃって(笑)」
だが、今週、ショット、パットともに好調な宮瀬には、それも結局、とり越し苦労に終わった。
5番で、先に伊沢に1メートルにつけられるピンチを、7メートルののぼりスライスをねじ込んでしのぐと、前の6番で、バーディを決められた直後の7番ホール。
ピン左奥2メートルにつけてバーディ。
「しのいで、取られて、そのあとまたすぐに取り返せたのが大きかった」
一度もダウンされることなく、14番で、アップドーミー。
5アップの圧勝だった。
「相手が、伊沢さんだけに、この2回戦突破は、ほんと嬉しい」
次は、細川和彦との3回戦。勝てば初のベスト4進出だけに、「とにかく、どんどん行きたい」と、意気込んでいる。