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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2005

デービッド・スメイルが今季2勝目

2002年の日本オープンでツアー初優勝をあげて、その年2勝。1勝をあげた昨年2004年には、母国ツアーのニュージーランドで最優秀選手に選ばれた。
それまで毎年、マイケル・キャンベルにお株を奪われていたが、そのライバルをおさえての初受賞だった。

今年は、9月のアコムインターナショナルで深刻な腰痛を乗り越えて、通算4勝目をあげたばかり。
そんな輝かしい実績が、自然とそうさせるのだろう。
ちかごろ、とみに実力者としての風格が出てきた。
「最近、自分でもすごくゴルフに自信が出てきて」。
懸命のリハビリで、腰痛もほとんど完治してつかんだこの通算5勝目も、最後まで堂々とした勝ちっぷりだった。

17番パー3でこの日初めてのボギーを打って、2位と1打差のピンチを迎え「さすがに、次の18番のティショットはナーバスになったよ」と、照れ笑いで振り返ったが、そんな殊勝な言葉も疑いたくなる。
いつものポーカーフェイスのまま見事にフェアウェーを捉え、残り113ヤードの第3打は、手前2メートルにピタリとつけてあっさりと、バーディで締めくくってみせた。

今週、新しくバッグに入れたドライバーは、7月にメーカーのテスト工場で試打をして「前より高い弾道で打てて、7ヤードは飛距離が伸びる」と、数値でもはっきりと効果のほどが伺えていたものだった。
実践でも威力を発揮して、「今週は特にショットが良くて。おかげで4日間、自信を持ってスイングすることができたんだ」。
心待ちにしていたニューギアを手に入れた途端の今季2勝目。

「なんか、自分でも信じられないけれど。みんなに良い報告ができることが、何より嬉しい」。

母国ニュージーランドで吉報を心待ちにしている。海の向こうの家族にも見えるよう、大きく手を振った。

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