記事
カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2005
今週のカシオワールドオープンは、賞金シードを狙う選手たちにとって事実上の最終戦
したがって、来季のシード権を狙う選手たちにとっては、今週のカシオワールドオープンが、事実上の最終戦。
今年も、今大会では熾烈なシード権争いが展開しそうだ。
来季の賞金シードが得られる賞金ランク70位にランクインしている選手の中から、先週優勝のタイガー・ウッズやダレン・クラーク、ジム・ヒューリクと今年米ツアーに参戦していた谷原秀人ら、規定出場試合数(16試合)に満たない4選手をのぞいたボーダーラインは、現在、同ランク74位につける中川勝弥まで、ということになる。
中川は、やはり昨年もボーダー線上にいて注目を集めていた選手だった。
先週は、初日のスタート直前に片山晋呉が欠場したことで繰り上げ出場を果たし、ウッズ、マイケル・キャンベルという豪華ペアリングに入って大いに刺激を受けた。
「緊張したけど、最高の緊張感。ウッズには、常に一定のリズムとかルーティンとか・・・すごく良いものをもらいました。この緊張感を、最終戦につなぎたい」と抱負を語る。
もしこのシード権争いから脱落すれば、来月に行われるファイナルクォリファイングトーナメント(ファイナルQT)の会場『くまもと中央カントリークラブ』『グランドチャンピオンゴルフクラブ』で来季の出場優先順位を争われなければならない。
また、それまでのサードQTで失敗している選手は、そのまま2006年度のジャパンゴルフツアーへの道がほとんど絶たれることになる。
今週は、ウィの参戦や賞金レースなど、華やかな争いの裏で、生活をかけたシビアな争いが繰り広げられる。