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伊澤利光、溝口英ニが参戦

9日(木)に、オーストラリアのパースにあるザ・バインズ・リゾート&CCで開幕した「ジョニーウォーカークラシック」は、欧州、豪州、アジアの3ツアーの共同開催。そのアジア枠で、今回の出場権を手にしたのが、溝口英二である。

溝口が、日本ツアーのシード権を失ったのは2004年。深刻な腰痛が原因だった。
出場権さえ無くした溝口は、アジアンツアーに活路を求めた。翌年の予選会に挑戦。
戦いの場を移したのは、「暖かい場所でリハビリを続けよう」という狙いもあった。

日本ツアーへの復帰をかけた溝口の取り組みは、今年で2シーズン目となる。
世界各地を転戦する旅にもすっかり慣れて、それを楽しむ余裕さえ出てきた。
体調も復調傾向にあり、明るい兆しも見え始めている。

昨年12月に開催されたアジア・ジャパン沖縄オープンでは、10位タイ。
上り調子で今週、今季2戦目を迎える。

今大会の会場は、以前によくオフ合宿を行っていたコースでもある。
また、大会の賞金総額は日本円にして約3億円と、ビッグマネー。
「賞金も大きいし、慣れ親しんだ場所での開催だし、本番がとても楽しみですね」と、意気込む。

今大会もそうであるように、欧州や豪州との共催の試合も増えた。
賞金額も年々アップしているだけに、“逆輸入”での日本復帰という手も考えられる。
アジアンツアーの賞金王には、日本ツアーのシード権が与えられるからだ。

「・・・まさか、そんな大それたことはなかなか、ね。アジアも最近ではますますレベルが上がって、今は日本とそんなに変わらないくらいだし・・・」と、控えめに笑った溝口だが、日本ツアー2勝の経験もあるだけに、本来の調子さえ取り戻せば、まったくの夢物語ではないだろう。

このジョニーウォーカークラシックには溝口のほかに、伊澤利光が出場します。
2人の戦いぶりは、http://www.europeantour.com/よりチェック!!

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