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アコムインターナショナル 2001

「嬉しいような、つらいような・・・」

ポロシャツに縫いこまれた『V6』の文字・・・来週からは、『V7』を背負って戦う。
細川和彦は『V7』のシャツを着て、次の8勝目を狙う

 この日のウェア、バッグ、帽子・・・細川の身につけるもの、すべてに縫いこまれた『V6』の刺繍。
 99年の日本シリーズで挙げた『ツアー6勝目』を記念して、契約メーカーがオリジナルで作ってくれたものだ。
 さらにある日、“すぐに、次の7勝目も挙げてくれるだろう”との期待から、『V7』の入ったウェア類も、すでに去年から作ってあることを、聞かされた。
 心遣いが嬉しい反面、なかなか期待に応えられない細川には、それが、次第にプレッシャーにもなっていったようだ。

 ツアーデビューして9年目。
 キャリアを積むほど、ファンは増え、周囲の期待も大きくなる。
 先月は、契約先のペイントハウス・星野初太郎社長から、一緒に出場したあるプロアマ大会で、「いったい、何をぐずぐずしているんだ」と、1時間近くも説教を受けた。
 また8月、福岡で開催された久光製薬KBCオーガスタ。ラウンド後に気分転換をかねて出かけたダイエー戦で、かねてより親交のある王監督とゲーム後に会食をし、「うちのチームも頑張っているから、おまえも頑張れ」と激励された。
 「嬉しいような、つらいような・・・」と、当時の複雑な心境を、優勝インタビューで振り返った細川。
 数々の重圧にも打ち克って、いよいよ来週からは、『V7』の刺繍入りのシャツを着て、次の8勝目を狙っていく。

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