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三井住友VISA太平洋マスターズ 2001
「ツアーに出ると、解き放たれる」
最後は、ピン左2メートルのイーグルパット。
「ちょっと引っ掛けてしまった」と、スライスラインをはずして天を仰ぐ宮里君。
同組の飯合肇に、「あんな涎が出そうなライン、なんで入れられないかなあ!」とドヤされて、照れ笑いで健闘を称えあう握手を交わした。
「う〜ん、最後も入れたかったんですけどねえ・・・もうちょっと左に乗っていたら、去年と同じラインで入れられたかも!(笑)」
昨年の大会3日目は、ノーボギーで迎えた18番で、9個目のバーディを奪って、コースレコード63を樹立した。アマチュアながら、ツアー界にも嵐を吹き込み、ツアープレーヤーの間でも、「あいつをアマチュアだと思ってちゃいけない」と、一目置かれる存在だ。
「勝って当然と思われているアマチュアの試合より、ツアーのほうが、のびのびと解き放たれて出来るのかも。自分のプレーが、出せる感じがするんです」(宮里君)
通算11アンダー、首位と4打差の6位タイ。最終日は、伊沢、尾崎の最終組のひとつ前でのプレーする。
宮里君は、「強い人の中でまわって勉強しながら、優勝も、もちろん狙っていきます。それと、ツアー4日間のベストアンダーが11なんで、明日はそれを上回れたら」と、大きな瞳を輝かせている。