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三井住友VISA太平洋マスターズ 2001

「久々の賞金獲得です」

3位タイの佐藤信人

 同じ組の渡辺司が、口をとがらせた。
 「佐藤君のうそつき!」
 なんでもスタート前に佐藤は、「いま、パットがどん底で絶不調なんです・・・」と渡辺にこぼしていたそうだ。
 それが、初日に続く60台マークに、「全然、ウソじゃない!」と、ホールアウト後の“抗議”となった。
 渡辺によると、「佐藤君は、僕とまわると絶対に良いスコアでまわってくる」のだそうで、「これまで、佐藤君が僕の前で、大たたきしたのは見たことがない。何か、お礼をしてほしいよ!」

 言われた佐藤も笑って事実を認め、「先週は、2週連続で予選落ちしたのに・・・なぜか、渡辺さんと回ると調子がいい。渡辺さんのプレーが、僕に良いイメージを与えることは間違いないです」と、感謝の気持ちを示していた。

 佐藤の話「ショットの状態は、昨日のほうがいいんですけど、それでもティショットはラフにほとんど行ってないし、アイアンも、良かった。
 パットも、昨日はちょっと短いのをはずしたけれど、今日は嫌なパーパットも、良いバーディパットも入りましたね。
 パッティングに関しては、練習場でたまたま握ってみたらベティナルティのものがとても、良かったんで今年3日目のパターチェンジと、キャディに、『アドレスでちょっとかがみすぎてます』というアドバイスで、注意してみたら、よくなりました。
 今日は、ショットでピンについて、確実に短いチャンスを決められたので、スコアが出たのだと思います。
 先週は2週連続で予選落ちしていて、今週は久々の賞金獲得。プロアマ戦でも団体戦で優勝したので、お小遣いが入って嬉しいですね」

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