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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2002

平石武則

「マッチの難しさは、相手がミスをしたあとの気持ちの持って行き方。
 相手が思いもよらないミスをして、
 (え?そんなパットを外すの?)
 (え、そんなところで、ショットを林に入れるの?)と思ったときに、じゃあ自分はそのあと、どんな気持ちで臨むのか?
 大事にパーで上がろうと思うのか、それとも、何が何でも攻めていくのか…僕なんかは、すごく悩んでしまいます。
 余計な、雑念が出てしまうんですよね。
 今日の谷口君との対戦は、はじめから、僕が負けるに決まっているという気持ちでやっていたから、たとえイーグルを決められても、アプローチですごい寄せを見せられても、それが当然と思って、恐れはないんです。
 今日も、いきなり最初に1UPされたけど、今日のゴルフの流れはどうとか、そんなこと何にも考えず、とにかく、目一杯、前を向いていこうという気持ちだけでした。
 それよりも、つい考え込んでしまうのは谷口君がミスしたそのあとの、自分の気持ちの持って行き方でした。


 今日はマグレやね。
 ここ2日、最近にないくらい、良いゴルフができているけれど、明日の片山君との対戦は、今度こそほんとうに、もうあかん(負ける)と思うよ」

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