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日本オープンゴルフ選手権競技 2005
クレイグ・パリー「コースマネジメントをして勝ちたい」
難しい2番、3番で連続バーディを奪った。特に、461ヤードの3番パー4は、5番アイアンで60センチにピタリとつけた。
この日大雨が降りしきる中、特に気をつけたのはフェアウェーキープだ。
実は予選2日間は、それがうまくできずに苦しんでいた。
前日2日目にフェアウェーを捉えたのは、わずかに1ホールだった。
「・・・天気がどうでも、いつでもラフに入れないことがゴルフでは一番大事なことなんだけど(苦笑)。今日は朝から雨が強く降っていたことで、余計にそれを意識することができた。この難しいコースで、この厳しいコンディションの中で良いプレーができたことは、自信になるよ」とニッコリ。
87年からの11年間を、日本ツアーで戦った。
福岡県の古賀ゴルフ倶楽部で行われた97年の今大会。日本ツアー初優勝をあげて、2007年まで10年間のシード権を手にしたのを機に、世界へと羽ばたいていった。
米ツアーのシードの常連となった今も、日本ツアーのメンバーとしての登録を欠かさず、この日本オープンのほかに、日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップや、ダンロップフェニックスなど、機会あるごとに来日しているのは、「ハードなセッティングにチャレンジすることで、自分自身スキルアップなるから」。
あれから8年。
日本で戦っていたころと比べてみても、「成長しているし、良い選手になれているはず」と、胸を張るパリー。
「前はラッキーな展開で勝てたけれど、今回はコースマネジメントをしっかりとして勝ちたい」。
来年1月に40歳。舞い戻ってきた歴代チャンピオンは、円熟したプレーで大会2勝目を狙う。