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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2002

「良いところ、見せられずに残念でした」横尾要

ハウス前のギャラリープラザで、カツサンドを頬張っているのは、大関・栃東さん(=写真左)。
昨年は、明大中野高校時代の先輩、深堀圭一郎の応援で、ここ東京よみうりに駆けつけたが、今年のお目当ては、横尾要だ。
横尾とは、昨年末、知人を通して知り合い、また、今週、横尾のバックを担ぐ磯田篤志さんは、これまた、大関の同中・高時代の先輩にあたる。

2人について大関も1番ティからスタートしたが、雲行きが怪しくなったのは、バック9に入ってからだった。
10番、12番でボギーで、ズルズル後退。
13番では、トリプルボギーで、いよいよ、いたたまれなくなった大関は、「俺が見ているのが、良くないのかな…」と気を回し、そのまま、ハウスに引き上げてきた。
すると直後にバーディでひとつ取り返し、「ね、思ったとおりでしょう…」と大関は、思わず安堵のため息だ。

そのあと、ホールアウトしてきた横尾は、恐縮しきり。
「あのホールは、特に僕には立ちずらいホールで…。このままオーバーパーで終わっちゃうのかな、と焦りましたけど、なんとかイーブンパーに戻せたことはよかったです。…でも、大関には、良いところ、見せられずに残念でした…」
大関は、そんな横尾の労をねぎらって、固い握手を、交わしていた。

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