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Novil Cup 2018
怪我の功名?中西直人が5アンダーで単独首位
時折強い風が吹き、各選手ともスコアメイクに苦しむ中、中西直人が5バーディ、ノーボギーの5アンダー67をマークして、単独首位に立った。この日は「ピン位置が難しくて風を気にする余裕もなく」、それが逆にプレーに集中できていい結果につながった。「パットが入ってくれた」という通り、10番ホールからスタートして11番で3メートル、ハーフターンして1番4メートル、5番2.5メートル、6番8メートル、8番8メートルとバーディパットを決めて行った。常に上りのパットを残すように、セカンドショットで考えてプレーした結果だった。
実は先週の水曜日の朝、起きてみたら左手の親指の付け根の部分が腫れており、痛みを感じた。この1週間はアイシングをして様子を見て、練習もアプローチとパットのみに限定された。今は腫れも痛みも引いているが、「無理せず期待せずプレーしたのが良かったかのかも。怪我の功名です」と笑う。
2011年にファイナルクォリファイングトーナメント(QT)で3位に入り、翌年はレギュラーツアーへ参戦したが、思うような成績を残すことができず、それ以降は下部ツアーが主戦場となっていた。昨年のQTでも102位に甘んじ、本人としては納得できない成績だった。今年こそAbemaTVツアーで来年のツアーへの足掛かりとなる結果を残したいところだ。3日間競技が増え「モチベーションが上がります」とやる気満々だ。まずは今週だ。左手も気になるので「自然体」で「1打でも悔いのない」プレーを目指す。あとはピンの「どこにつけるかだけを考えて」いれば、おのずと結果はついてくる。