記事
アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2008
矢野東「谷原にはライバル心はない」
「先週は4打差で、しかも片山さんに勝って、いい意味でカン違いできている。ショットにもパットにも不安や違和感がなく、普通にやればいまはいつでもトップ10に入れる自信がある」と、言い切る。
先週の日曜日は「場をシラケさせるのもイヤだから」と久々に禁酒を解いて、夜中3時まで友人、恩人らと祝杯をあげたが、翌月曜日は再び深酒を断ち、黙々と「戒め」のランニングで汗を流した。
おかげで内蔵脂肪の数値がまた落ちて、前日の残り1ホールを7時から再開したこの日も早朝から体が面白いようによく動いた。
好調を維持したまま長丁場を戦い抜く体力も申し分ない。
2週連続優勝も夢ではない。
そんな矢野に、ひとつ下の谷原が闘志をむき出しにするが、本人は「谷原にはライバル心はない」という。
「だって僕は、あいつをゴルファーとして尊敬しているから。それよりも明日は2週連続で、しかも日本が誇る素晴らしいプレーヤーといま調子が良い僕と。2人で大舞台で優勝争いできることが嬉しい」と、いよいよ迎える最終日を前に、どこか余裕すら感じさせた。