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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2007
石川遼くん「夢に向かって思い切り振りたい」
「近くに寄せられなかったほうが、何でも言うことを聞くってことにしよう」と言い出したすしが負けた。
観念して「なんでも言うこと聞いてあげるよ」とすし。
石川くんが笑って答える。
「今日はとても楽しかったので、それだけでもう十分です!」。
グリーン手前の池からのウォーターショットで競い合った最終18番。
ギャラリーから声がかかる。
「遼くん、今週は絶対に予選通ってよ!」。
大きな声援には石川くんになりかわり、すしが変わりに太鼓判だ。
「そんなこと当たり前でしょう!」。
さらにつけ加えて「それを心配されるのは僕」と答えて爆笑を誘った。
16歳にとって、初のツアー2週連続出場。
先週、難コースを全力で戦い抜いた疲れは確かに残っているが、「今日、寝たら大丈夫!」と相変わらず元気一杯だ。
今週は前週とは一転、昨年は史上最多の22アンダーで優勝するなど、バーディ合戦が特徴のコースで、「遼くんには打ってつけの舞台でしょう」(すし)。
本人も承知の上で、「最低22個のバーディを取る」と張り切っている。
今週のテーマは、やっぱり思い切りの良いゴルフ。
「将来はドライバーで350ヤードのストレートを目指している。その夢に向かって思い切り振りたい」。
ホールアウト後も練習場で、本番への調整に余念がなかった。