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タマノイ酢よみうりオープン 2000

「難しいよ!!」

6月1日〜4日の米ツアー、ケンパーオープンで2位タイと大健闘した細川和彦が、今週日曜日に帰国。「まだ夜中の2時に目が覚める」と時差ぼけに苦しみながらも、火曜日昼に、当コース入りをした。
水曜日のこの日は、プロアマトーナメントに参加(=写真)。18ホールを回り、「日本のコースはアメリカより難しいんじゃないの!?」と悲鳴をあげている。
洋芝のベントグリーンより、目の強いコーライ芝は、ラフからのショットでフライヤーがかかって、距離感の計算がしづらい。「そういう意味では、こっち(日本)のほうが難しくて、『どうしよう!?』って感じだよ」と、笑った。

米ツアーでは昨年の、賞金ランク150位の賞金額を上回れば、自動的にテンポラリーメンバー(準ツアーメンバー)の資格を得る。テンポラリーになれば、それまであった出場試合数7試合という制限は解かれ、主催者からOKさえ出れば何試合でも出場できることになる。細川は、ケンパーオープン2位タイと、マスターカードコロニアルで稼いだ賞金でそれをクリアし、晴れてテンポラリーとして認められたわけだ。
かねてから、「いずれは米ツアーで」という目標を持っていた細川は、大喜び。すでに、年内の日米両ツアーの出場スケジュールも組み、本格参戦にむけて闘志を燃やしている。

「とにかく今年いっぱいは“単身赴任”で頑張って、来季のシード権を取ってくる。奥さんと子供をおいて日本を離れるのは寂しいけど…こんな大きなチャンス、逃せるわけがない」

今大会のあとは、『ミズノオープン』『JGTO TPC イーヤマCUP』に出場して、再び渡米の予定。その前に日本のファンの前でも、結果を出して飛び立ちたいという細川が今週も意欲的だ。

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