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プロ16年目初優勝を記念した祝賀会 篠崎紀夫
『プロゴルファー篠崎紀夫 2007ANAオープン優勝を祝う会』
この日は篠崎が所属する北谷津ゴルフガーデン中心となり、総勢約230人が集まり、プロ16年目にして初優勝をあげた篠崎を労い、そして激励した。
この日の会には、篠崎の人柄を思わせるかのように、司会進行は又従兄弟の吉田塡一郎氏(ラジオ日本)が担当。その他にも高校時代の恩師や各関係者、更に下積み時代から教えてきたジュニア達も集結。終始和やかなムードで進行する中、壇上に上がった子供達からの「おめでとう」に篠崎が思わず目を細めるシーンもみられた。
会場では優勝したシーンや、篠崎の生い立ちをまとめたビデオも流され、再び大きな拍手が何度も篠崎に贈られていたが、中でも一番大きな拍手が贈られたのは篠崎自身「苦労をたくさんかけました」と話す夫人へプレゼントを贈ったエピソードの後。
自身プロ初優勝を勝ちとった『ANAオープン』に出場する為、北海道に到着した直後のことだ。たまたま立ち寄ったお店で気になったバックを手に取り支払いを済ませようとした時、「30万円弱」というその値段に驚いたが、怒られることを覚悟で購入。その後出場した『ANAオープン』でプロ16年目にして初優勝を果たしたのだ。夫人は「びっくりしました、けどうれしかったです。」と、その時を振り返り、バックと一緒に贈られた2000万円という優勝賞金には
「まだ一切手をつけていません。」と話した。篠崎の努力を長年支えてきた夫人にも会場からは惜しみない拍手が送られていた。
「この様な会を開いていただいて、とても幸せです。優勝してもなかなか実感がなかったのですが、こうしてこの様なすばらしい会を開いていただいて改めて今年もまたみなさんに感動していただけるプレーをお見せしたいなぁという気持ちがひしひしと沸いてきました!!」と、来年度へ向け決意を新にし、活躍を誓っていた。