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清田が単独首位浮上
2001年の世界アマチュア選手権でベスト8。2002年の全米オープンは、マンデートーナメントから挑戦して本戦出場を果たしたこともある。
数々のアマタイトルを手に、2003年のデビューは宮里優作とプロ同期。
しかし、くっきりと明暗が分かれた。
ルーキーイヤーに初シード入りを果たした宮里に対し、清田は出場権すらままならない年が続いた。
昨年は、出場優先順位を決めるクォリファイングトーナメントのサードステージで失敗。活躍の場をやむなくアジアンツアーに求めたが、この選択が清田を大きく成長させるきっかけとなった。
毎週のように国境を越える過酷な戦いが、何よりの精神修行となった。
「ゴルフの前に、まずこの場所に溶け込むのが先」と片言の英語を駆使し、積極的にコミュニケーションを図るなど、孤軍奮闘を続けてきた。
その甲斐あって、初シード入りに成功。
そればかりか、アジアで11連戦の末に挑戦した昨年末のファイナルQTでランク2位。
日本とアジア両ツアーの出場権を手に入れて、「今年はどちらに重きをおくべきか・・・」。
嬉しい悲鳴をあげていた矢先の大活躍だ。
大会は、現地時間の3月2日(日)にいよいよ最終日を迎える。海の向こうから、嬉しいニュースが飛び込むか・・・!?