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『スポニチカップU-23セガサミーオープンゴルフ 〜ゴルフ北海道スイングへの道〜』 1アンダーの3位タイに伊藤誠道君

アンダーパーが7人しかいない状況の中、1アンダーの3位タイに伊藤誠道君が付けた。

1ヶ月前に地元神奈川県の湘洋中学校に入ったばかりで、弱冠12歳。
それでも、“レギュラーツアーでの予選通過”を目標に、様々な大会に挑戦している。

2月8日からハワイ州オアフ島のパールカントリークラブで行われた『パールオープン』では、当時小学生ながら予選通過。その後は、『G-ONE OPEN』では惜しくも全国予選の決勝で敗退し本戦の出場は叶わず、続く『岐阜オープン』でも予選通過はならなかった。

しかし、今週の4日(日)・5日(祝)にサンコー72カントリークラブで行われた『ロレックスジュニアゴルフチャンピオンシップ』では、12歳〜14歳の部でほぼ同学年の選手と争い、見事に唯一のアンダーパーで優勝。その足ですぐに今大会へ参戦。

また、普段の生活も多忙を極める。
中学校に入学後は、部活動で陸上部に入部した。
6時30分から陸上部の朝の練習が始まるため、毎朝5時台には起床する。
放課後も18時30分までみっちり練習。食事を済ませた後で、そこから初めて2時間ゴルフの練習が始まる。家に帰ると勉強をして、布団に入る頃には0時近くになっている。

種目は100メートルの短距離走。全国でもトップクラスの学校だけあって、上級生には及ばないものの、同学年では1位、2位を争うレベルで、ベストタイムは13.5秒。

それでも充実した顔を見せるのは、今挑戦している陸上部での活動が、ゴルフのプレーにも着実に成果として表れ始めているからだ。
ジュニアの大会ではキャディバッグをセルフで担ぎながらプレーすることも少なくない。
以前は水泳もやっていて鍛えていたものの、足が疲れてプレーに影響が出ていた。
今は、「そんな状況でもだいぶ疲れがマシになりました」と話す。

「前半はカップに蹴られなかったら、もう少し伸ばせていたかも」と今日はボギーを一つで押さえ、後半で2つのバーディを取った。
体力に自信が付いたのも、トーレーニングの賜物だ。

明日は我慢のゴルフでベストアマを狙う。明日は、最終組でベストアマ最有力の首位の薗田君と直接対決となる。
「薗田選手に負けないように頑張ります」と胸を借りて戦う。

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