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ゴルフでつなぐ、日中友好!
開幕にさきがけて、その記者発表会が2月27日に、会場の「パインバレー・ゴルフリゾート&CC」で開かれた。
昨年は中国ゴルフ協会(CGA)と、アジアンツアー(AT)の公認で行われた今大会。今年は、新たに日本ゴルフツアー機構(JGTO)が加わり、賞金総額も一気に2倍アップの100万ドル。また中国、日本、およびアジアだけでなく今年は世界各国から156人のトッププレーヤーが集結するとあって、よりいっそうの注目が集まっている。
会見には中国の政府関係者のほかテレビカメラ15台、スチールカメラは20台、国内外から駆けつけた記者数はざっと100人を超えて、会場は熱気に包まれた。
大会トロフィのお披露目と、大会を主催するフォアピングループ厳彬会長をはじめ各団体の代表らによる除幕式のあと、活発な質疑応答がかわされた。
JGTOが大会公認に加わったことについて厳会長は、2008年がちょうど日中青少年友好交流年と重なることをあげ、「日中友好のためにも、ぜひ大会を成功させたい。そして、今回のイベントがアジアだけでなく、世界に通用するトップクラスのゴルフイベントになるとかたく信じている」と熱く語った。
初の海外トーナメントを中国で開催することについて、JGTOからは「ゴルフ界の急成長著しい中国で、歴史的な第一歩を踏み出せることを誇りに思う」と、コメント。
昨年、史上最年少優勝を達成した石川遼の出場について記者団から言及される場面もあったが、「出場するかどうかは、あくまでも本人の判断」と、答えるにとどまった。
またこのたびの会見に際し、JGTO会長の島田幸作より以下のようなコメントを発表いたしましたので、ここに紹介させていただきます。
社団法人 日本ゴルフツアー機構 会長・島田幸作
「2008パインバレー北京オープンをアジアンツアー及び中国ゴルフ協会とともに実施することは、われわれにとって非常に喜ばしいことです。われわれの会員であるゴルファーにとっても中国でプレーしアジアのベストプレイヤーたちと競い合うことは重要な機会にほかなりません。
このトーナメントは海外で開催されるJGTO初めての大会であり、ゴルフが最も急速に成長を遂げている中国でこれを実施することはわれわれの誇りです。
JGTOと会員選手を代表して、この歴史的なトーナメントをスポンサーしているパインバレーゴルフクラブの厳彬会長に対して、またわれわれのパートナーであるアジアンツアーと中国ゴルフ協会に対して深く感謝するとともに、われわれJGTOを支援し、日本においてともにこのトーナメントの実現に向けて多大なる尽力をしていただいたスポーツニッポン新聞社とコトブキゴルフに対して特別の感謝の意を表するものであります。」