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JCBクラシック仙台 2000

通算13アンダー。2位に4打差をつけてホールアウト。これで4週連続の最終日最終組だ。

佐藤信人 これで4週連続の最終日最終組だ。
18番パー4で、きわめつけの13メートルを沈め、「あれは、たまたま入っただけ。ラッキーパンチ」と佐藤信人。通算13アンダー、2位と4打差をつけて最終日を迎える。4週連続の最終組も、今の佐藤にとっては、まるで指定席。ホールアウト後のインタビュー席も、すっかり板についてきた。

★ 佐藤信人のはなし 18番は、ラッキーパンチ。3パットしてもおかしくない速いライン。カップ2つ分くらいのフックラインでした。距離だけ考えて打つようにしたら、入った。本当にラッキーです。今週は、けっこうグリーンが速いので、パットは1にも2にも距離だけ。いいかげんな言い方だけど、パットは立った感じであのへんかな、と思ったら方向は適当で、距離だけ合わしていく、という感じです。キャディとだいたいラインとか決めて、決めちゃったら「もしはずしてもしょうがない」という気持ちで、思いきって打ってしまう。それがいいんじゃないでしょうか。
ずっと結果がいいので、だんだんいい意味で『アバウト』になってきているような気がします。少々、ミスしてもしょうがないで済ませられる。「パット入らなくてもしょうがない」「グリーンはずしてもしょうがない」「ショットが曲がってもしょうがない」…。
人の結果を気にしてもしょうがない。自分は自分。今日は伊沢さんも素晴らしいショットをされていたけど、意識はしない。だから自分も、という気もおきないですね。

97年にこの大会で勝ったときは、3日目、ホテルに帰っても気持ち悪かったし、朝も食事が食べれなかったんです。「自分は新人なんだから、崩れるのは当たり前」と考えて楽にしようとしていた。今も、自分にプレッシャーをかけないように、というのは同じだけれど、やっぱりあのときとは気持ちが違いますね。毎週のように優勝争いしているから、普通なら疲労がたまる金、土曜日は本当は疲れているはずなんですけど、結果がいいので疲れを忘れて、かえって元気になっているみたい。

7週連続でトップ10に入っているのは、すごいラッキーでしかありません。7週間、運が続いているような感じ。4週連続の最終日、最終組も客観的に見たらすごいことだと思うんだけど、それを自分がやっている…「どうしたんだろう」という感じですごく怖い。今までこんなに注目されたことはなくて、でも、日本プロで勝ったあたりから周囲がざわざわし始めて…。半分、心地よいような、でもなんか、自分が勝手に別世界に行ってしまうような恐怖感もあります。でも、結果はどうこう考えず、それはそれで流れに身をまかせていけばいい、という気持ちもある。

いつも、(3日目終了後のインタビューで)同じような回答をしていて申し訳ないんですけど、明日は人が何打差とか考えず、残りの2、3ホールの終盤にさしかかってから、どうしようかな、と考えたい。それまでは自分のゴルフに徹していきたいと思います。

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