記事
エバーライフカップチャレンジトーナメント 2008
大野良徳「先週に比べたら、まだ余裕がある」
「調子は悪くない」が、結果がふるわない。
しかし、今回はそんな予選落ちが活きた。
先週の『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』。
ツアーの中でも屈指の難コースで、開催週は特にタフなセッティングに仕上がっていた。
「半端じゃなかった。一度あのラフに入れると…。今週は宍戸のラフに比べたら、楽に感じる。」
120ミリを越えるラフは、ところによっては150ミリ以上まで達していた。
「ラフに入ったら出すだけだった。今回はラフに入っても、ピンを狙っていけるから。」
ラフからもリカバリーショットが打てるだけに、ピンから1.5メートルに再三つけ、今年絶不調のパットも助けた。
「神経質になりすぎていた」というパッティングは、現在平均パットの部門で102位の1.88。
パターをとっかえひっかえしたが、結局以前から使用していたパターに戻った。
今日は9番で7メートルを沈める等、調子を取り戻しつつあるとともに、2位タイでチャレンジ初優勝に向けて、絶好の位置に付けた。
開幕戦の『東建ホームメイトカップ』から先週の『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』までで行われる第1回リランキング。大野は対象賞金0円で56位。
「後半戦はツアーに出るのは厳しいから、ずっとチャレンジに出ることになると思う。」
ひとつでも順位を上げて、チャレンジの出場資格からツアー復帰を目指す。
最終組でプレーするのは、同じ東北福祉大学出身の後輩の池田勇太なだけに、「負けられない」と意気込んだ。