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つるやオープンゴルフトーナメント 2008

篠崎紀夫がケガにも負けず…

足を引きずりながらホールアウトしてきた“篠プロ”を、“遼パパ”が気遣った。「篠崎さん、どうしたの!?」。石川の父・勝美さんに聞かれてしょんぼりと答える。
「靭帯を伸ばしてしまったみたいなんです」。

13番ホールのティショットを打って歩きだしたとき、隣の12番ホールでは、まだ他の選手たちがプレー中だった。邪魔にならないようにと、そちらのほうをよそ見しながら舗装道路を歩いていて、5センチ大の石ころに気付かなかった。

もろに踏みつけた瞬間に、「ブチっという音がした」。
最初はそれほど痛みもなかったが、だんだんつらくなってきた。

「いちばんの問題は歩くときで・・・」。
そのわりにショットは絶好調で、同組のプロから「そんなに痛そうなのに、なんでまっすぐ行くの」

と不思議がられたほどだ。

所属先の北谷津ゴルフガーデンで、まだ小学生の石川遼をレッスンしたことがある。
その教え子が、開幕戦でいきなりの大活躍。
水曜日に「遼、絶好調か」と声をかけたら「ハイっ!!」と元気のよい返事が返ってきた。

「俺も、遼に負けないで頑張ろうと思ってたのに…」。
3アンダー暫定3位タイのスタートにも、「足を治すのが先ですね」とツアーに帯同のフィットネスカー「プレジャー」に駆け込んだ。



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